リモタの生徒のみなさんには、毎回その週に読んだ本の記録を提出してもらいます。
読書の進捗状況や推移を確認するためですが、読んだ本の内容についての感想も書いてもらっています。
そんな感想の中で、今回Aさんが書いたのが
「どうしてママは泣いたのかな?」
の一言。
ストーリー展開の中で「ママの涙」が不可解に感じた様子です。
物語にはある出来事や感情の理由をはっきりと文字で書いてある場合もあります。
一方、文脈の中から「察してね」という形で表現されていることも実はたくさんあります。
今回は、どうやら後者だった様子。
解釈は、読み手側の判断にゆだねられているのです。
さあ、どうしましょう?
おそらく、答えは一つではないはず。
ただ、「こういう流れなら、きっとこうじゃないかな?」の予測はつくはず。
物語の展開に沿って登場人物の気持ちの流れに寄り添うのが「読む」という行為の一つの方法です。
さらに、絵本の場合、描かれている「絵」に大きなヒントがあります。
今回の本もそんな「読書」の基本を教えてくれる一冊となりました。
リモタの「英語多読」は「英語の文を読む」だけではありません。
「書かれていること(ストーリーだったり説明だったり)の「中身」を味わうことにフォーカスをしています。
その力をはぐくむために必要なのが「多く読む」こと。すなわち「多読」です。
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